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merci-sweet 日々に与えられたお菓子たち
お菓子の開発をお仕事としている、元パティシエのシャルロットの奮闘しながらも、楽しく天から授かるお菓子の数々をご紹介します。「お菓子よありがとうー」お菓子は私のライフスタイルです。
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パティシエは体力勝負ですっ
最近パティシエらしい仕事をしていなかったシャルロットですが・・・・。このクリスマスに1000台もののザッハトルテにチョコレートコーティングしたせいで、腕の付け根の腱鞘炎になってしまいました・・・・。本日病院にいった診断でございます。

この8年間のうち5年間はパティシエとして、職人としてもりもりと、男性には負けたくないという一心で、大ロットの生地を仕込んできた自称力持ちのシャルロットでしたが。やはり女の子だったんですね。職人としての毎日を終えた3年前から筋肉は衰えはじめ、体力も気力もおちてしまいました。

腕にも腱鞘炎があったとは・・・・。
腕と肩の筋肉のなさが、このような結果になるということ。これから、腕を鍛えねばならんです。


ところで、バレンタインデーでしたね。
某所の某デパートではたくさんの人人でにぎわってました。もちろん、シャルロットも参戦しました。作るのに。

ところで、このバレンタインデーにトラブル続出でして。

なんと、不振つづきのシャルロットの開発ケーキに光が・・・・!!
ベリーとチョコレートを組み合わせたオペラ風のケーキをチョコレートでプレゼント風に包んだケーキがテレビや広告で報道され、大反響を呼んだのです。もちろん、お店にも問い合わせが殺到・・・・。


でも


このケーキ作るのにめっちゃくちゃ大変なんですっ
チョコレートを板に伸ばして、少し固めて、はがして、巻きつけるというとおおっても、めんどくさいお仕事なんでございます。

その少し固めての見極めで、うまく巻けるか溶けるか。

なので、実際は100個しか作れず、問い合わせはその何倍だったそうです。

つうか、できなーならテレビに出すなっ


まるでシャルロットが悪いようなスタッフの視線。ほんといやでした


シャルロット的にはチョコレート細工は下手ながらも、好きな方なので考えたんですが、初めてするスタッフたちにとっては大変なことだったようです。でも、担当した子が勉強熱心でがんばってくれたんで、シャルロットはもっといろんな技法を使って成長してほしいなあと思うのでした。

シャルロットも、以前いたケーキ屋のオーナーがチョコレートの修行にフランスにいったということで、チョコレート細工が得意なオーナーだったのです。そんなオーナーに毎週1日チョコレートを作る日を与えられて、ほんとうにいやでした。
ほんとうにいやだったんです。だって全身チョコまみれになるし(チョコまみれになるのはまだまだ未熟者ということさっ)
すぐブルーム出すし(チョコの失敗)
洗い物が大変だし
チョコレートすぐ固まってくるし

とにかく、めんどーなんですっ

でも、今思うと意外と楽しかったのにねーと思います。
まだまだ修行の身ですが。

そんなシャルロットのバレンタインデーというと、今年はプリンを作りました。相方さんがチョコレートがお嫌いですので。某社「なめらかプリン」っぽい、超柔らかプリンを作りましたーーー。

究極のプリンの作り方・・・・・・。
まず、卵黄だけで固める
めちゃくちゃ低温で焼き上げる
ふたをして焼き上げる
ゆるゆるのうちにオーブンから出す
プリン生地の温度は結構ぬるくする

うまかったです
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お菓子は人を喜ばせるもの・・
昨日シャルロットは、某ボランティア団体による寄付活動に参加しました。というのも、シャルロットのケーキ屋とつながりのある某デパートのボランティアと一緒に行き、特大ケーキの差し入れを孤児院にもっていったのです。

最初シャルロットは孤児院に行くとは知らず、ケーキのカットに行くとしか聞かされていませんでした。
約50センチ×30センチのイチゴたっぷりのケーキを運び、その孤児院に到着。

某デパートの担当者はDVDのプレゼントでしたので、一緒にケーキをはこびました。聞くところによると、そこには訳ありの子供たちがたくさん。

実はシャルロットはあまりこのような境遇の子供達がいることを詳しくは知りませんでした。それぞれが、親がいなかったり、家庭の事情であずけられたりという子供たちばかりでしたが、そんな背景を微塵もかんじさせず、とても明るい子たちばかりでした。

もちろん、ケーキの箱を開けた瞬間は「わあああ」っとみんなが集まってきて大喜び。

DVDより喜んでもらえた・・・・・・・!
ケーキのカットをしている最中は、子供たちは目を輝かせてそのケーキが食べられるのを待っていました。

ほんとうに小さい幼児もいて、ほんとうにかわいかった。

最後はコック服を着ているシャルロットに「ありがとーー」「またきてねー」と何回も何回も言ってくれました。ほんとうに素直でかわいい子供たち。

改めて感じたことは、真っ白なケーキに赤いいちごが載っているケーキは、本当に特別でうれしいものということ。日々忘れていたスペシャルな気持ちを思いださせてくれました。そして、口に運ぶ嗜好品は人をこんなにもうれしくさせることを改めて感じました。

孤児院の子供たちのそういったスペシャルな喜び、目のあたりにして考えさせられるものがありました。毎日の当たり前のものが、特別なことに変わる。それが、シャルロットがぼんやりと求めているものかもしれません。


年末にむけての始動
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先ほどまで黒豆のロールケーキを試作していたシャルロットです。今黒豆ブーム?ですよね。それにあわせてきなこのスポンジで巻いた黒豆のロールケーキ。ちょっと和風で甘さも控えめに作りました。
豆って、すごく体にいいらしい。
「くろ~まめぇ~ここあ~」ってあるコマーシャルで演歌歌手hさんが軽快に歌ってらっしゃった。そこで「イソフラボン」というのをはじめて聞いたんです。(しかし余談ですが、Hさんはいつもコマーシャルでは歌ってますよねー。必ず。)
このイソフラボン、かなり侮れない栄養素なんですよ。

シャルロットはメスですが、このメス(女性)にうれしい栄養素なんです。女性特有の病気や更年期障害、美容、腰痛などなどに効くのです。あと、生活習慣病から生まれる癌、動脈硬化などにも効き、抗酸化作用などもあるらしく、病気の予防にもなるそう。なので、シャルロットは毎朝「黒胡麻きなこ」っつう飲み物をせっせとのんでます。あと納豆も。とにかく大豆系がいいらしいのです。
といってもあんまり摂取しすぎても、無駄らしいのでほどほどにということです。

ところで、シャルロットが毎朝飲んでいる「黒胡麻きなこ」ですが、きなこと黒すり胡麻が混ざっている粉状のものを、牛乳に入れて飲んでます。最近なぜかスーパーに多いのでブームなんでしょうか。


ところで、クリスマスまであと約1ヶ月半。いよいよケーキ屋にとって忙しい季節がはじまります。今年は23日24日25日が連休になっているので、相当なが~いクリスマス商戦となりそうです。
とりあえずはクリスマスの準備は万端になりました。

ところで、クリスマスって何千台のケーキを作るわけですが、その数半端じゃないです。今回はシャルロットのケーキ屋のクリスマス内部事情をお話します。
[年末にむけての始動]の続きを読む
チョコレート日記(キャラメルも)
食欲の秋です。秋といえば、なんだかナッツが食べたくなる季節・・・。(勝手に・・・)

先日パウンドケーキの中に入れるくるみをもっとアクセントにできないかと思い、キャラメルがけにしました。これは、ケーキに入れてもおいしかったし、ふつうにおやつとしてもおいしいお菓子にもなりました。

材料
くるみ 200g
グラニュー糖 70g
水20g
バター10g

1 鍋にグラニュー糖と水を入れて115℃(ふつふつと沸いてきてにつまってきたら カラメル色になる前に)になったら火を弱め、くるみを加えます。

2 コーティングされたシロップがくるみのまわりで、白い砂糖の結晶に変化するまで混ぜます。
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3 時間をかけてゆっくり炒っていると、砂糖が再び溶けます。カラメル色になるまで炒り続け、くるみに火を通します。

4 火をとめてバターを混ぜ込み、クッキングシートなどの上に広げます。

ここまででキャラメルがけの完成です
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もちろんアーモンドホールに変えてもらってもいいです。定番の「アマンドショコラ」なぞができあがります。
チョコレートをコーティングする際には、少々テンパリングというチョコレートの温度調節の作業がいります。チョコレートは溶かすと、次に固まったときにはすごいきたないものに変化してしまうのです。たとえば・・・・、アイスクリームが溶けた後すごくじゃりじゃりになってますよね。ああいうイメージです。すごくざらざらになってるんです。でも、きっとスーパーなどで売っているチョコなどは純チョコではないものが多いと思うので、こういう体験をした方はほとんどいないかと思いますが、すごく「ざらざら」そして、白い点々やまだらな白い模様が浮かび上がります。

2年前のバレンタインデーの出来事・・・・
とある洋菓子店で職人として働いていた時代です。
オーナシェフと1日がかりでせっせと、ジャンドゥージャチョコレート(ナッツ味のチョコ)の上に上記のカラメリゼしたヘーゼルナッツをのせ、チョコでコーティングしたプチチョコレートを作っておりました。それはそれは手間のかかる作業で、しかも個人店ですので製作数100個足らず。それでも、オーナーの気持ちが伝わるような繊細な作品でした・・・・・・。

ジャンドゥージャチョコレートを丸く型抜きし、ヘーゼルナッツをのせ、ミルクチョコレートをやっとの思いでコーティング!そして、最後の仕上げは私に託されました。
スイートチョコレートでの「線描き」です。
なめてました。ひとつの油断が、チョコレートの恐ろしさを忘れさせられたのです。

次の日来てみるとシェフが「これみてー」って。差し出したものは、「昨日作った白くカビったチョコレートたち
ほんと、脳天を割られたようなガビーーンさでした。シェフはあきれて口もきいてくれないし・・・。結局つくりなおしたのがこれです。
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その後、そのチョコたちは私が知らぬ間に、ゴミ箱に。一日がかりで忙しい中製作したのも水の泡。おそろしいバレンタインデーでした。

ほんっとチョコレートは恐怖です。いまだに。

ということで、チョコレート恐怖心克服するため、これからもせっせと修行したいと思いますっ。また、チョコレート日記アップいたしますー。
シャルロットがパティシエつうものになった理由
こんばんは、シャルロットです。日本人なのに、急にフランス人でもなったかの様な気分になる名前ですが。

本日はパティシエに陶酔しすぎた、シャルロットの悲しくもおもしろ話をしたいと思います。

シャルロットは20歳までほかの職業めざし、勉強していました。デザイン関係です。しかしかなわず、急きょ方向転換・・・2年間のOL時代をへてパティシエになるために専門学校に行きました。そのときは本当に夢見る少女でした。母の影響で昔からお菓子や料理を作るのが好きで、「お菓子を作る仕事をしなさい」といわんばかりに、天の声が聞こえたのです。
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